採用って、会社の未来を左右する一大イベント。
でも現実はというと…小さな会社ほど「うっかりミス」や「ありがちな失敗」をやらかしがちです。
大手なら1人くらいの失敗は誤差かもしれません。
でも小規模事業では「1人の採用失敗＝経営がガタつく」レベルのダメージになるんです。
今日はそんな“小さな会社あるある”を、ユーモアも交えてご紹介します。
「これ、うちのことじゃん！」と笑いながらも、心のどこかでドキッとするはず。
【パターン１】求人票が「条件の羅列」で終わっている
ありがちなのが、「給与」「勤務時間」「福利厚生」だけを羅列した求人票。
もちろん条件は大事です。でも、小さな会社が大手と同じ土俵で条件だけ書いて勝てるわけがありません。
まるでお見合いで「身長170cm、年収500万、趣味ゴルフ」とだけ言ってるようなもの。
「あなたの性格は？」「一緒にいて楽しい？」といった人柄が伝わらないと、誰も心を動かされません。
👉 対策：求人票は履歴書ではなくラブレター。
「スタッフ同士でケーキを食べるアットホームな雰囲気」など、小さな会社ならではの人柄をアピールすべきです。
【パターン２】面接が「取り調べ」になっている
「志望動機は？」「5年後のキャリアプランは？」
…いやいや、応募者は刑事ドラマの容疑者じゃありません。
小さな会社の面接は「一緒にやっていけそうか？」を確かめる場。
でも気づかないうちに、社長や施設長が“圧迫モード”になってしまうことがあるんです。
応募者の本音は「雰囲気良さそう」「人が優しそう」なんですよね。
なのに怖い顔で詰められたら、そりゃ辞退します。
👉 対策：面接はお茶会感覚で。
「うちのハーブティー飲んでみる？」くらいのノリで雑談した方が、むしろ相性が見えます。
【パターン３】「とにかく人手不足だから誰でもいい」で採用
これ、小規模事業の最大あるあるです。
「来てくれるなら誰でもありがたい！」と採用した結果…
●利用者さんと合わず、現場がギスギス
●チームの空気が一気に悪化
●3ヶ月で退職
結果的に「採用コスト＋教育時間＋スタッフの疲弊」という三重苦に。
短期的には埋め合わせができても、長期的にはマイナスが大きすぎます。
👉 対策：人手不足でも“人柄重視”を貫くこと。
小さな会社こそ「この人と一緒に働きたい」と思えるかどうかを最優先に。
【パターン４】採用後のフォローがない
「採用できた！これで安心！」と思ったら大間違い。
入社初日から「放置プレイ」になってしまうのも、小さな会社の失敗パターンです。
●仕事の流れを教えてくれる人がいない
●誰に聞けばいいか分からない
●気づけば孤立している
新人さんは「ここにいて大丈夫かな…」と不安を抱え、早期退職につながります。
👉 対策：“ありがとう”と“一声”を忘れないこと。
「今日助かったよ、ありがとう！」の一言で新人は救われます。
小さな会社だからこそ、温かさが最大の武器になります。
【パターン５】採用戦略が「場当たり的」
求人広告を出しては「来ないなぁ…」と悩み、知り合いに声をかけては「紹介ない？」と頼み込み…。
戦略がなく、その場しのぎで動くのも典型的な失敗です。
結果、費用ばかりかさみ、「採用は運ゲー」状態に。
👉 対策：小さな会社こそ“一点集中”。
●採用専用サイトを作る
●SNSで日常を発信する
●「うちに合う人」を明確に伝える
大手のように数を集めるのではなく、ピンポイントで「合う人」に届く工夫が必要です。
小さな会社の採用は「一発勝負」
大手は100人採って数人残ればOK。
でも小規模事業は「たった1人が命綱」。
だからこそ、
●求人票は条件だけでなく人柄を伝える
●面接は雑談で相性を見極める
●人手不足でも“誰でもいい”で妥協しない
●採用後のフォローを忘れない
●戦略を持って一点集中する
この5つを外すと、経営者が夜勤に入り、利用者にサービスを断り、スタッフの雰囲気が崩れる。まさに負のスパイラルに突入します。
採用は「小さな会社の一発勝負」。
だからこそ、失敗パターンを避けて、「うちで働きたい！」と思わせる工夫が何よりの生き残り戦術になるのです。
