新人スタッフの声で安心感を与える

“フレッシュさ”は最高の信頼のスパイス

こんにちは!「スタッフインタビューの力」シリーズを担当する編集部です。

今回は「新人スタッフの声」にスポットを当ててみましょう。

「え、新人ってまだ経験が浅いんじゃないの?」
「インタビューで安心感って、本当に伝わるの?」

そう思う方もいるかもしれません。でも実は、新人スタッフの声こそ、お客様やご家族に大きな安心感を与える“隠し味”になるのです。

目次

なぜ新人の声が安心感につながるのか?

利用者さんやご家族が一番感じる不安は「ここに任せても大丈夫かな?」ということ。
もちろん、ベテランのスタッフが語る経験や専門性は説得力があります。
でも同時に、あまりにベテランすぎて「自分とは遠い存在」と感じられてしまうこともあります。

一方、新人スタッフの声にはこんな強みがあります。

●利用者さんやご家族と同じ目線に近い、素直な言葉
●学びの途中だからこそ出てくる正直な感想
●これから成長していく姿を一緒に応援できる期待感

つまり、新人の声は「ここなら一緒に歩んでいける」と思わせる、“親近感のブリッジ”になるのです。

「新人あるある」が共感を呼ぶ

新人スタッフのインタビューには、つい笑ってしまう「新人あるある」が潜んでいます。

訪問看護なら…

「最初の訪問は、チャイムを押す手が震えていました(笑)」
「ご利用者様に“若いのに大変ね”と声をかけてもらい、逆に励まされました」

訪問リハビリなら…

「歩行練習のとき、利用者さんのほうが『こうすると安定するよ』とアドバイスをくださって(笑)」
「初めて“また来てね”と言っていただけた日、帰り道で思わずガッツポーズしました」

デイサービスなら…

「最初は利用者さんのお名前を覚えるだけで精一杯でした」
「レクリエーションで一緒に歌ったとき、利用者さんの笑顔に救われました」
こうした素直なエピソードは、ご家族にとって“人間味”のある安心感につながります。
完璧なマニュアル対応よりも、「ここは温かい場所なんだ」と伝える力があるのです。

新人インタビューの構成アイデア

実際に新人スタッフの声を記事にするなら、どんな流れが効果的でしょうか?
安心感を伝える構成をご紹介します。

① 自己紹介で「人柄」を見せる

「出身は〇〇です。趣味は散歩で、訪問中に季節の景色を楽しむのが密かな癒しです」
こうした一言で、一気に距離感が縮まります。

② 初日のドキドキ体験を語る

「初めてバイタルを測るとき、心臓の音が自分のほうに響いてました(笑)」
緊張を正直に語ることで共感を呼びます。

③ 先輩・利用者さんとのエピソード

「先輩が“失敗してもいいから一緒にやってみよう”と声をかけてくれた」
「利用者さんに“あなたの笑顔で元気になるわ”と言われた瞬間、やってよかったと思いました」
この部分で、職場やサービスの温かさが自然に伝わります。

④ これからの抱負

「今は移乗介助のコツを勉強中。早く“安心して任せられる”といっていただけるようになりたい」
未来に向けた言葉で締めると、ご家族も応援したくなります。

新人インタビューが突き刺す「二重の安心感」

新人スタッフの声は、“かわいい裏話”では終わりません。
実は、事業所の未来を左右する 二つの安心感を同時に奪いにいく武器 になります。

1. 利用者・家族への信頼ブースター

「新人でもここまで任せられる」
この瞬間、サービスの信頼度は一気に跳ね上がります。
資格やキャリア以上に響くのは、その現場で感じた生の言葉
家族の“心のブレーキ”を外すのはベテランの肩書きではなく、新人の等身大の声だったります。

2. 求職者への応募トリガー

「新人がこうして受け入れられているなら、私も大丈夫だ」
この一文こそ、求人広告100本分の説得力。
未来の応募者に“ここで働く自分”を描かせる最強の材料になります。
新人インタビューは、利用者を安心させ、同時に人材を惹きつける“二重刃コンテンツ”
外向けのブランディングと内向けの採用効果を、一本の矢で射抜ける数少ない戦略です。

新人は“宝の声”

新人スタッフの声は、まだ磨かれていない分だけ、キラリと光る“原石”です。

それは利用者さんやご家族に「人間らしい安心感」を与え、同時に「ここなら自分もやっていける」というメッセージを未来のスタッフに届けます。

もし今、新人スタッフがいるなら、ぜひインタビューを企画してみてください。
緊張しながらも一生懸命に語るその言葉は、きっとあなたの会社の信頼を育てるエネルギーになりますよ。

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